鹿沼市U様邸 新築工事
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南東方向から見た外観です。
U様邸は、施主様と私の完全設計です。
外観 南東方向からのアングルです。
いかがでしょう?・・・・・
設計士様には依頼はしておりません。
建築地の東側に道路が位置する立地関係の為 とくに見付きになる南側と東側のデザインに あれこれアイディアを注ぎました。
東側の外観です。
建物は細長い方が 美しい ・ カッコイイものです。しかし敷地の都合上 正方形に近い形になってしまいます。 そこで、建物(平面)的に出隅と入隅をあえてつくりだしてあります。すると、当然 屋根は変化ある複雑な形になります。 実は逆で かっこよく屋根の形を決めてから 平面的な間取りを組み込んでいきました。
西側の外観です。
1階部分の屋根を 切妻や入母屋にすると 2階部分の窓の大きさや位置に制限ができてしまいます。 そこで、デザインを少し損ねてしまいますが 実用を考え 寄棟にしてみました。西側の部屋は、朝から夕暮れまでとても明るい空間です。 形的にも これはこれでありでしょう。
丸桁・丸柱を使った ひさし です。
正面 茶の間 ~ 玄関ポーチ部分に架かる 化粧づくりの屋根(ひさし)です。杉磨き丸太の桁と柱を使用しています。化粧垂木の上に 木小舞を渡し 化粧裏板を縦に張ることにより、見栄えが数段良くなります。この部分には、桧の板目の無地の無垢板が張られていて さまざまな木目の競演がとても美しいです。癒されます。
軒裏は、全部『木』です。
玄関ひさしの西側にも ちょっと変わった軒下部分があります。多少の雨なら濡れません大丈夫です。あると とても便利な軒下です。
もちろん軒裏は、無垢の木です。
耐力壁を兼ねた3尺の壁部分の腰の上には(雨があたらない上部)、桧の無垢板が
外装材して張られています。もちろん木部保護材が塗布されています。
重要な軒!便利な軒下です。
私の口癖です。軒はとても重要です。
U様邸を ぐるりと一周してくると このことが理解できるここと思います。軒のない住宅が流行る近頃ですが、私は
ずっとずっと疑問をもっています。 軒がある できるだけ軒が深い方が 建物に良いに決まっているじゃないですか!
当たり前じゃないですか!確信できます。
北側の外観です。
ご覧の通り 北側中央部にも軒下部分があります。給湯器もここに設置してあります。
屋根の軒の出も建物ぐるりと 約90cm 一般的な住宅より出ています。 屋根の面積が多くなり
コストが高くなりますが、長い目でみれば それ以上の恩恵があるはずです。
広々とした ベランダ です。
間口 4.0間 奥行 1.0間の広いベランダです。
洗濯物も お布団もたくさん干せます。軒下になるため(軒の出も多いし)多少の雨ならほとんど濡れることはありません。天井には
屋根の軒天井と同じ 無垢板が一枚一枚張られています。また ナチュラル色の木部保護材も塗布してあります。
『家の顔 玄関』 です。
アパ材の(アフリカ欅とも呼ばれています)上り框 / 付框 / 式台 ・ 欅の大黒柱 ・ 桧の腰板 ・ カバ床板 ・ 建具は
ヒバと杉 と、さまざまな木のお出迎え・・・ほっとします。木の性質で使い分けてあります。
たたきは、白御影石張りです。
無垢板張りの玄関天井です。
桧の角材で格子組をつくり そこに杉の無垢根杢部分の天井板を、市松模様に張りました。無垢材なので いろいろな木目が楽しめます。
玄関は、家の顔です。“こんにちは” と お客様・・・まず天井を見る方は多いのでは?
内部 ホールです。 No1
玄関ホールは、突き当りまで ずっと 1.0間の通路幅になっていて ゆとりを感じる幅です。
右側に 桧でつくった飾り棚があり、アクセントのひとつになっているはず・・・ではないのでしょうか? 正面 奥には
無垢パイン材でつくった階段があります。
内部 ホールです。 No2
階段の方から 玄関を見るとこのような アングルです。
腰板の上部は 左官職人による 珪藻土塗りになっています。 珪藻土には、調湿効果・消臭効果・自浄効果・耐火効果
などの効果があると言われています。 人にやさしい素材(建築仕上材)です。
みんな笑顔! ダイニングです。
床材は 無垢カバ材です。桧より硬いので床材に最適です。 腰板は 無垢杉材です。こちらは 横張りに納めています。
キッチンの裏側は 全部収納になっているので、たくさんの収納ができ便利です。
キッチンからの目線です。
キッチンからの目線の先には?
美味しいお料理ができるかな?
完成したお料理を目の前のカウンターへ、
そして
今日はダイニングで・・・
明日はその先の和室でと・・・
と言う具合に楽しめます。
ダイニングの一部吹抜け部分です。
ダイニングの天井です。
屋根勾配なりの高天井になっております。 一部
梁が見出しになっていたり、無垢杉板張りになっていたりして、木のぬくもりが感じられます。
吹き抜け用のシーリングファン付の照明が取付けてあります。
かつての日本家屋の象徴『縁側』です。
欲しくてもスペース的な制約もあり なかなかつくれないものです。昔と同じく 桧の柱の真壁づくり・京壁塗り・桧の縁甲板 の仕上にしてあります。晴れの日には、たくさんの太陽の恵みを感じ採れます。日本の家・・・『縁側』のある家・・・かな!
明るい床の間です。
無垢日光杉の床柱・床框・落とし掛けです。
天井は、かつての日本家屋の象徴とも言える『竿縁天井』です。しかし、最近貴重になりつつある天井の形です。
南西部に位置するので一日中とても明るい床の間です。
居間(茶の間)です。
真壁・京壁塗り・二重回縁・長押付と本格和室のつくりですが、天井の仕上だけ少しモダンにしました。格子組をつくり ポプラの突板化粧合板を市松模様に納めてあります。建具高さ 2m(6尺6寸)としてあり 従来の和室建具高さ 5尺8寸 や 6尺前後 と比べると余裕の高さです。
頑丈で便利な システムキッチン です。
丈夫で定評のある『タカラスタンダード』様のシステムキッチンです。金属ホーロー製なので、長年使用されても ほとんど腐食することもありません。キッチンパネル部分も同素材なので、 磁石がくっつくという利点(もちろんキッチン部分にも)があります。他メーカー様には ないところです。 磁石の力でオリジナルな使い方ができます。
ゆったりとした トイレ です。
この写真(画像)では 分かりませんが、1坪ある広いトイレです。
床材は 無垢カバ・壁腰下は 不燃化粧パネル(よくキッチン回りに使用されているものです、お手入れが容易です。)・壁腰上は
無垢杉板・天井は クロス の仕上になっています。
トイレの手洗いです。
メーカー既製品の手洗いでは 面白みがないので、つくってみました。 手洗いボールと水栓は私がセレクトしたものです。センス的にいかがでしょうか?
実用と木の香りの 洗面脱衣室 です。
床・壁・天井 共にトイレとまったく同じ仕上になっています。TOTO様の洗面化粧台です。新機能 『エコ水栓』を搭載しているので 水・お湯の使い分けが容易にでき 無駄を省けます。 浴室は見えませんが、タカラスタンダード様の耐震システムバスが備わっております。